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小高 天織(ODAKA_Then-ori)

田も畑も山も海も汚されてしまったこの土地で、
途方に暮れていた私たちに光を与えてくれたのは、
天の虫のお蚕様。
かつて栄えた養蚕と絹織物を、分業化され、機械化される
前のやり方で、やり直してみたい。
無知ゆえの無謀。でも、それが私たちの希望となった。
素人ばかりで始めた蚕守り(こもり)と機織り。
正直、大変だけれど、これが実に楽しい。
無心になれる。夢中になれる。仲間ができる。
小高に住み続ける覚悟が揺るがなくなる。
蚕守りしながら、私たちは祈る。
いつの日か、天の虫の力で、この土地がすっかり
浄化されることを。
機織りしながら、私たちは祈る。
いつの日にか、手仕事の力で、この街に人の
暮らしと営みが戻ることを。
小高の天織り、天への祈り。


20141121-01

この夏あしがらで相馬・南相馬にお邪魔したのがご縁で、教会のイヴェントあごらで小高天織のコースターを販売する運びとなりました。
NPO小高浮き船の里さんのメンバーが、養蚕やえさとなる桑の木の養殖、飼育場や織機の設置までコツコツ始めた手作り品ゆえ、大量に販売はできません。
しかしそのご苦労・・・だって養蚕したことがない人が蚕を殺さないように何百匹も飼う事も、桑の木の植生を知ることも、蚕箱の事も、織り方のコツも、みんな一からこの数年で学んでここまでの製品に仕上げたのですから、そのご苦労を思うと頭が下がります。
そしてその困窮の裏に当初の3・12の事故(小高の方々は3・11と3・12を分けて言い表します)
読んでいて、夏に見てきた光景とオーバーラップして涙が出ました。

自死を選ばざるを得なかった何人かの方のご遺族は相次いで東電にその責任を裁判で問うていますが、本当は福島の人みんなが訴えたい気持ちでしょう。
でも、前を向いて歩こう、と気持ちを奮い立たせる事が出来たメンバーは、こうして一産業を起こして故郷を守ろうとしています。

ぜひ、あごらでは彼ら彼女らの希望の逸品をご覧ください。
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  1. 2014/11/21(金) 10:10:17|
  2. _@あしがら
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